今回は先日伺った長崎県は五島列島の福江島と
私の第二の故郷と言っても過言ではない長崎市の写真を紹介したいと思います。
今回の旅も車で行きました。
関門海峡と関門大橋 長崎までここからもう一頑張り |
関門大橋 |
特に台風や風の強かった日の後に見える筆でなぞったような雲の形に。
長崎へ近づくにつれ、陽は傾き、夕暮れとなってきました。
高速道路やパーキングエリアからはなかなか綺麗に見渡せて写真が撮れる所はなかったのですが、もしかしたら!と思い出したのが大村湾PAです。
大村PAへ急ぎます |
時間的には夕暮れの空を写しとめるには少々遅くなってしまいましたが、PAに到着後慌てて撮影体制に入りました。周りの人は何だ何だ?という雰囲気がありましたが、撮影開始すると、あーなるほど、と納得の感じを感じました。
橙色に染められる大村湾 |
一日の終わり 焼ける空の色 |
シルエットと優しい空の色 |
そして目指すは長崎の「ふくの湯」。ここは長崎の夜景を見下ろしながら入れる露天風呂があり、とても幸せな気分になれる温泉です。
翌日の朝8時にはフェリーで五島列島の福江島へ向かう予定でしたので、
温泉でゆっくりした後はフェリーの乗り場で一夜を明かしました。
九州商船 フェリー長崎 |
素晴らしく清々しい空 長崎市を海から見るのは初めてでした |
もうすぐ到着するとの船内のアナウンスで再び甲板へ出てみました。
フェリー到着 |
ここはとても爽やかな風が通り抜けていて、いくらでも居たくなる、そんな場所でした。
実際、旅の疲れも出てしまってか、しばらくここで休憩していました。
その後少々別件の用事を済ませたら夜になってしまっていたので、翌日再びここで朝日を狙ってみようと待機しました。
ところが・・・
朝方からすごい霧が立ち込め始め、視界がとても悪い状態。
それでも、朝日が昇る頃にはサッと霧が晴れてとか、霧の空間に朝日の光が差し込んで幻想的な・・・などと僅かな期待を抱き展望台まで向かったのですが・・・
そこでは待てども待てども霧の世界。
青白む霧の中 |
風が音に変わる時 |
霧に隠れる来た道 |
つまり夏は冬に比べて撮影時間が長くとれるのですが、毎日長いとかなりな体力を消耗します。夜は夕飯を探し、温泉に入り汗を流し、翌日の準備でメモリーカード等をメンテして寝てもやはり12時は回ってしまいます。そして朝日が出る1時間前には起きるようにしているので、実質は4時間程度の睡眠となります。
ということで、霧の中の撮影後、しばらくまた寝て素晴らしい青空が出たときに起きました。そのまま、爽やかな風と青空に誘われ鬼岳を山頂まで登り、一周コースで歩いてみました。
この後は島内を巡ってみようとドライブ気分で各所へ向かいました。
島内には多くの教会がありますが、代表的なのが堂崎教会です。
丁度この堂崎教会へ着いたのは14時頃で日が一番きつい時間でした。コントラストも強く、空の雲も白く飛びがちで思ったようには画にはなりませんでした。
次の水ノ浦教会へ目指す途中、夕日観音という鳥居を発見。
その鳥居を潜ったら直ぐにお地蔵さんが迎えてくれたので合掌。
とにかく清々しい空 |
風が織り成す雲の芸術 |
心解き放たれる広大な空間 |
鬼岳一周は案内板では90分と書いてありました。
実際には写真撮りながら比較的ゆっくりと、草木が茂っていて少し道に迷っても大体そのくらいで廻りました。何よりも嬉しかったのは、足の裏から伝わる草と土の感触がとても心地良く、久しぶりに子供の頃よく探検した近所の山なんかを思い出した事でした。
この後は島内を巡ってみようとドライブ気分で各所へ向かいました。
島内には多くの教会がありますが、代表的なのが堂崎教会です。
堂崎教会入口 |
堂崎教会全景 |
レンガの風合いが歴史を感じさせつつも心地よい |
堂崎教会の裏山に立つマリア像 |
もう少し柔らかな光で撮れたらと思いiPhone/iPadのアプリである”LightTrack”を見てみると、方角的には朝日の光が教会を照らす計算でした。ここは翌日の朝、再び狙うと決めました。
教会のすぐ近くには海があり、行ってみると何とも澄みきった心洗われる海と空でした。
空の広さと澄みきった海 |
夕日観音 |
夕日観音の鳥居先のお地蔵さん |
そして、その奥を目指そうと思ってふと見上げると鬱蒼とした草と薄暗い道。
更には気付くと体中に蚊の大群!これはいかんと思い速攻で車に撤収しました。ここはマムシなどの危険もありそうだし、こりゃ蚊のいない時期に来ようと考えこの先はパス。
そして到着したのは、水ノ浦教会。
その日の夜は温泉に。福江で最もよく利用させてもらったのが「鬼岳温泉」です。
これは五島コンカナ王国というホテルにある温泉でして、夜の11時まで日帰り入浴ができるという車中泊人間にとってはとても助かる施設です。
鬼岳温泉入り口(iPhone) 露天のみ温泉使用。湯は鉄分を含む為茶褐色 |
鬼岳温泉の温泉成分表(iPhone) 含鉄(II)-ナトリウムマグネシウムカルシウム-塩化物泉 |
夕方は夕日を求めて定番の大瀬崎灯台へ。
その途中目にとまった墓碑群。
過去を語るかの如く立つ墓碑(立谷教会跡) |
静かな薄い光の中の井持浦教会 ルルド |
斜め上を仰ぎ見るマリア像の祈り |
大瀬崎灯台には幾つか展望台がありました。
それを行ったり来たりして撮影していたのですが、その時遠くでカーンという金属音。
ん?誰もいないのに何?石でも落ちた?
大瀬崎灯台を後にしてから気が付いたらば、それは私のスペアバッテリーでした。
あーしかも未使用の一番新しいのが無くなっていた・・・
自然相手ですとよくあることです。
それでもいつもの事ですがめげません。
ブルーモーメントの時間までシャッターを切り続けていました。
すっかり陽が落ちた頃にはいい時間になっており、再び鬼岳温泉へ向かいました。
夜に向かう景色 |
そして帰ると決めた朝がやって来ました。
初めての五島列島でしたが、下調べをして行かなかったこともありますが、
思ったほどの時間が無く、うまく計画して撮影が出来なかったのが少々残念でした。
今回の旅で撮れなかった箇所、訪れることが出来なかった箇所はまた次回ということでしょうか。
いい一日が始まりそうな福江島の朝日 |
帰りは穏やかな船の旅でした。
(長崎市編へ続く)