2011/07/25

久しぶりの長崎市 編

さて前回の長崎県 五島市 福江島 編の続きです。

福江島を朝8時に出港したフェリーはおおよそ3時間半の船旅の末、長崎港に到着しました。

稲佐山を見ると帰ってきたと思うのは、「夏・長崎から」で何度も訪れているからだろうか。
ただいま 稲佐山
そして終着駅である長崎駅。
かつてはここに何度も寝台特急あかつきで到着したものです。
終着駅 長崎
何故か独特な雰囲気を感じる
そして、長崎といえば路面電車。
初めて路面電車に乗ったのはもう十数年前。不思議とあのレールの上を走る車輪の音、そして運転手の操作するレバーの音がすっと染み込んできたことを今でも覚えています。
さだまさしさんの「紫陽花の詩」や「長崎Breeze」などを集めたカセットテープを聞きながらその通りに長崎の街を歩いたのを鮮明に覚えています。
やっぱりこのグリーンのツートンカラー
特に宛もなく歩いていたのですが、やはりまずはこの場所に挨拶へ。
涼しげな水の音 
見事なアーチの眼鏡橋
涼しい風を感じ
長崎では街をすり抜ける風が不思議と優しい。
ここに着いた時から感じたのですが、初めて長崎に来た時もそうだった気がします。
なぜかこの街は、少なくとも自分には、「ようこそ、ゆっくりして行ってね」と言ってくれているように感じるのです。そっと受け入れてくれているような優しい街、長崎を私は第二の故郷と感じています。

子供たちが川遊び
関東エリアではなかなか見なくなってしまった素敵な光景
階段の街
長崎は階段の街。登り降りは大変ですが、階段のある光景一つ一つに趣があり、絵になる風景があります。

次に訪れたのは興福寺。実は初めて長崎に来た時崇福寺に行って以来、お寺をまわったことは無かったのです。気がつけば興福寺がある道には多くの寺があり、ここが「寺町通り」と言われている所だったんですね。次回は寺町通り全てのお寺を制覇なんて考えています(笑)。
興福寺到着
日本最古の黄檗宗の寺
ベンガラ色
お堂の中にも入れます
長崎ならではの特徴的な建築様式
奈良の興福寺とはかなり違いますね。やはり長崎に影響した文化の違いでしょうか、より中国の雰囲気が強く感じました。またここは、さだまさしさん原作の「解夏」の中でも使われたお寺です。

この後、観光案内の看板に目をやると、「亀山社中跡」とあったので、坂元さんや立山さんらを思い出しながらフラフラっと思うがままに行ってみました。
墓の脇の坂道
亀山社中跡には当時の建物を再現した記念館
お兄さん、避けてくれていますがDA15mmの広角なのですみません
龍馬ぶーつ像
足を入れてお楽しみ頂けます 
日陰でお昼寝
ぶーつ像の先をもう少し歩くと亀山社中資料展示場が出てきます。こちらは記念館と違い無料でした。
どこかで見たようなサイン色紙
やっぱり!まっさん(さだまさしさん)。その他有名な方々も。
かなり登った山を今度は下ります。
趣きのある風景が街に溶け込んでいます
気が付けば映画「解夏」でも歩いていた
なーに?
学校帰りの光景
街中で出会う光景を見る度に、小さかった頃遊んだ山や川、そして30円をもってお菓子屋に走りこんだ思い出が不思議と思い出されました。

次は、せっかく興福寺でさださんの「解夏」のシーンを見たので、もう一箇所、聖福寺へ行くことにしました。
iPhoneのナビで向かうと、途中お墓の間を抜け、階段を抜け、民家の軒先を抜け、たどり着いたのは聖福寺の裏でした(笑)
裏山からの聖福寺
解夏の舞台ともなった階段
大沢たかおさんや石田ゆり子さんが座った

緑生茂る聖福寺 大雄宝殿(県指定有形文化財)
聖福寺の庭
ここは無料。住民の通り道ともなっている。
聖福寺天王殿 (県指定有形文化財)
聖福寺山門
(県指定有形文化財)
そして、さだまさしグッズショップ「雨やどり」へ、一年ぶりのご挨拶。
っとその前に。グラバー園直ぐ手前の大浦天主堂。

大空へそびえる大浦天主堂 
大浦天主堂と雲のアクセント
雨やどりには、突然のお邪魔にもかかわらず笑顔で迎えて下さったチーフ、相変わらず素敵です。ありがとうございました。
そのチーフと話しているときに思い出したのが「まっさん焼きそば」。
知ってはいたけど未だ食べていなかったことに気付いて、そのまま江山楼へ。

表のショーケースの中には「まっさん焼きそば」は展示されていなかったので、ちょっと不安になりお店の人に「まっさん焼きそばって未だ食べられますか?」と聞いて「はい、大丈夫ですよ」と通常の笑顔と同時に、さだファンですねという笑顔のミックスで案内され、出てきたのはこちら・・・。

江山楼 名物「まっさん焼きそば」
ご飯が無料で付きます
ちょっとわかりにくいとは思いますが、麺が中心にあり、その周りを具材が囲み、そして温泉卵がドッカンと上に乗るの図です。この温泉卵を崩し混ぜながら食べた時のこの美味しさって言ったらもう最高でした。混ぜる為か、ソースの味は少し濃いめになっているようでした。

さて江山楼を後にするともうすっかり外は夜。
駐車場へ向かいます。途中雨も降り始めたのですが、ふと稲佐山を見ると。
不気味な雲と空の色が稲佐山を覆う
この後翌日はどうしようか、今晩帰ろうか迷っているうちに眠気に襲われ駐車場で寝ました。っと翌日、ふと聖福寺の鬼壁を撮っていない事に気が付き早朝から聖福寺へ再び向かいました。
撮らずにいられないこのカラーリング

正覚寺下行
聖福寺到着。長崎の朝はとても爽やかでした。
聖福寺 鬼壁
映画「解夏」では何度も使われた
聖福寺 鬼瓦
仏殿と門を一緒にするのが特徴的
人々の通路にも使われ、生活に馴染む寺
韋駄天
聖福寺天王殿 大雄宝殿側
朝の大雄宝殿
聖福寺の朝は、前日訪れた夕方の雰囲気とはまた違った感じ。
人々はここを道路がわりに通勤通学で使うので、様々な一日の始まりを感じました。

ここまで来たら帰り道、福済寺の長崎観音へ。

巨大な観音様と亀の像
亀の中がお堂になっています
原爆投下でなくなった福済寺
何か見上げているようにも
風呂も入らず寝てしまったので、車に戻り「ふくの湯」へ。
長崎の駅前でやはりこの光景に足が止まります。
人々行き交う朝の路面電車
運転手
次を目指し
そして終着駅 長崎。(上2枚は聖福寺へ行く前に撮影)
青いかもめと787型つばめ
ディーゼルカー 200DC
キハ66系 国鉄急行色
ローカルと特急
久しぶりに電車の旅もしたいところだ。